脂肪吸引当日、手術がどのようにして行われるのか、一般的な流れをご説明します。
手術前
まず、手続きを済ませたら、着替えをして脂肪吸引でどれだけ効果があったかを測定するために、写真撮影をします。脂肪吸引する場所を担当医と確認して、重点的に取る場所をマーキングします。
手術中
手術前の測定等が済んだら、いよいよ手術です。手術は麻酔をかけた後に行います。脂肪吸引する量や範囲により麻酔の仕方は異なります。根こそぎ取るということであれば局所麻酔単独では弱いかもしれません。
手術後
手術が終了したら、出血予防のためと吸引した部位にむくみが出ないよう、脂肪吸引部位を弾性包帯で圧迫をします。その後、回復室まで移動し、少しリラックスします。
回復時間は、どの部位をどの程度脂肪吸引したかにもよりますが、最近の手術なら、局所麻酔や静脈麻酔であれば1~2時間ほどすれば帰宅できます。全身麻酔の場合はもう少しかかります
アフターケア
脂肪吸引をしたあとは、必ずその部位に内出血やむくみ、腫れなどの症状が出ます。それらの症状の回復を早めるため、また楽にするために、ガードルやストッキング、サポーターなどの、圧迫装具を着用するようにします。圧迫が必要な期間は腫れやむくみがひくまでですから、大体2~4週間程度です。
術後1週間ほどすると、皮下が固くなってきます。これを拘縮(こうしゅく)といい、一部の脂肪がなくなった状態に脂肪細胞が慣れていないことでおこる現象です。この状態を放っておくと、表面が凸凹になってしまいますから、腫れがひいた段階から1~6ヵ月間は、マッサージを行ってもらっています。マッサージを怠ると硬さが続いたり、表面に凹凸ができますので必ずマッサージを行ってください。
脂肪吸引施におけるデメリットやリスク
- 皮膚がデコボコになることがあります。
- 皮膚が壊死を起こすことがあります。
- 皮膚が弛むことがあります。